毎日の暮らしを支えるバスを もっと便利に、もっと楽しく 運輸部高速・貸切課 和田俊
毎日の暮らしを支えるバスを もっと便利に、もっと楽しく 運輸部高速・貸切課 和田俊

申請から案内表示作成に至るまで、
新路線のすべてを手掛ける

現在、私は高速乗合バス路線の新設に係わる業務を担当しています。
東急バスは身近な路線バス以外にも、空港連絡バスや深夜バス、貸切バス、高速路線バスなど、さまざまな形態のバス事業を展開しています。当社が近年力を入れているのが、空港やリゾートに向かう高速路線バスです。東急沿線にお住まいの方の利便性向上を目指し、主に渋谷、二子玉川、たまプラーザを起点とした空港連絡バスや、東京近郊の観光地へ高速路線バスを運行しています。
新路線を計画する際、多くの場合、当社のターミナルと目的地に停留所を持つ他のバス会社との共同運行という形を取ります。まず共同運行会社の担当者と、運行計画や車両設備、予約方法などの調整を行い、次に国土交通省や警察など関係官庁への許認可の申請や届出を行います。運行が決まると、停留所の案内板や車内案内、LED方向幕(バスの車体に就いている電光掲示)の作成、さらに車内音声アナウンスの原稿や、リムジンタイプのバスでは車内画面に表示される案内画像を作るのも我々の仕事で、路線ごとに担当が割り振られます。東急バスでは、これら案内を、日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語表示としており、これだけでも膨大な作業量となります。
また、運行後も高速路線バスに関しては、告知事項があるごとに車内案内やホームページニュースの作成、インターネットの空港バス予約サイトのメンテナンス、また、お客さまからいただくご意見やご指摘を基に改善点を見出したりもしています。

開拓の苦労が
お客さまの笑顔につながる

現在の部署はルーティンワークがほとんどなく、毎日が新しい仕事に取り組むことの連続です。赴任当初は与えられた仕事の進め方を自分で調べて、実際に仕事を行い、上司や先輩の指摘や修正を受けながら、やり方を覚えてきました。
私の仕事は1日の仕事から年単位まで、いろいろなスパンで進行する案件があるので、どの仕事から取り組むかなど細かいスケジュール管理が欠かせません。毎日、出勤の電車の中で、その日一日のスケジュールを頭で整理します。帰りの電車では、日中ゆっくり考える時間が取れない広報用チラシなどの文章を考え、思いついたことを携帯に書き留めるなどしています。
新路線を作る仕事は多忙で大変な業務ですが、自分の仕事の結果として無事路線が開通し、多くのお客さまにご利用いただいているのがわかった時は、本当にやりがいを感じますし、自分が作った路線だという思い入れもあるので、苦労のしがいもあります。車に興味のない若者や高齢者など、手軽に自家用車で出かけられない人が増えていますが、高速路線バスなら富士山やスキー場を気軽に楽しむための、新しい交通手段を提案できると考えています。また、将来、海外から訪れる多くのお客さまの国内の足としても大きな可能性が開けると思っています。
仕事を通じて、他社の同年代の担当者とも交流が広がっています。現在は、お互い一担当者の立場ですが、「将来、一緒に新しい路線を考えましょう」と、夢を語り合っています。

COLUMNコミュニケーションの重要性を教えてくれた乗務員のひと言
営業所に配属された初日、同じ乗務員の方に2回初対面の挨拶をしてしまい、「顔くらい覚えてくれよ」と言われたことがありました。そこで早く仕事を覚えることよりも、乗務員とのコミュニケーションを構築することを最優先しました。一週間で営業所に200名程いる乗務員ほぼ全員の顔と名前を覚え、趣味の話題など、なるべく話をするよう心がけました。それぞれの乗務員の趣味や好む話題、さらに好きな飲み物を1冊の台帳にまとめて頭にたたきこみ、何かの機会にさり気なく「好きなコーヒーはブラックじゃなくて微糖ですよね」などと話をすることがありました。すると、後日、向こうから声をかけてくれるようになりました。そうした積み重ねの結果なのか、相談し合える関係も構築できましたので、所員の人たちと楽しく仕事ができました。
会社により状況は違うでしょうが、まずは人間関係を作っていくことが大事だと思います、当社の場合、営業所には乗務員・事務員・工場員を含め150~250人ほどが在籍しています。バスを日々、安全快適に運行させるためには、チームワークが大切です。最初は戸惑うことも多いと思いますが、良い方ばかりで、職場は家庭的な雰囲気です。仕事だけではなく、趣味やスポーツなど、プライベートもみんなでいっしょに楽しんでいます。

運輸部高速・貸切課

和田俊TAKASHI WADA

神奈川県海老名市出身。車が好きで、学生時代に自動車免許を取得し、アルバイトをして四駆を購入。就職活動は自動車業界を中心に行っていたが、交通業界にも興味を惹かれるようになり、東急バスに入社した。中高時代はサッカー部、大学ではフットサルサークルに所属するなどスポーツを愛好し、社会人になってからは健康のためにジム通いを始めた。

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